【英検準1級ライティング】海外大卒がおすすめする対策と書き方のコツ

こんにちは、元英語講師として英検を指導し、個人的には18歳の頃に英検準1級を一発で取得したヒデクラ(@ScratchhEnglish)です。

これまで英検準1級筆記試験の記事では

  • 語彙問題
  • 長文語句問題
  • 長文内容問題

3項目の解き方や対策方法を解説して来ました。

そして今回解き方、対策、勉強法などを解説するのは英検準1級のライティング対策方法です。

ライティングは英検3級から導入されていますが、級ごとに内容と難易度が結構変化するので、しっかりとした対策が必要になります。

ライティングに苦手意識を持っている方も多いはずです。

今回は元英語講師の筆者が英検準1級のライティング問題の解き方、書き方、対策を紹介していきます。

  • 多くの人が思っているライティングはライティングではない理由
  • 英検準1級のライティングで高得点を狙うならまずやってはいけない事を知っておくべき理由
  • 英検準1級のライティング問題例
  • 英検準1級ライティングの評価基準、減点対象と解き方
  • 英検準1級ライティングの一番有効的な対策法

本気で英検準1級で一発合格を目指したい方はこちらの完全攻略ガイドからお読みください!

多くの人が言う英作文は英文ライティングではない理由

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英語ライティングは日本語の思考を訳すものではない

日本の学校で教育を受けた人であれば分かると思いますが、英語の授業で「英作文」というものをやります。

「作文」というワードがあるので、これこそライティングだと思っている人も居るかもしれませんが、あれはライティングとは全く異なるものです。

学校でやる英作文は

「日本語で書かれたものを英語に訳すもの(または穴埋め)」

ですよね?

これはライティングではありません、ただの文法問題の1つにしかすぎません。

つまりは日本の中高では「英語のライティング」はほぼ全く教えられていないのです。

さらに翻訳とライティングも全く違うものであり、日本語の思考をなんとか英語に訳すという書き方も絶対にうまくいきません。

英文ライティングを上手くやる為には日本語を通さずに直接「思考→英語」で書かなければなりません。

どうすれば直接「思考→英語」で思ったような文が書けるようになるのか

まず1つ知っておいてほしいのは、英検準1級に関わらず、英文でライティングが上手くなりたい場合結構なトレーニングが必要です。

その中で一番大切なトレーニングは

「英語の論文やエッセイで使われている言い回しをたくさん覚えて自分のものにする」

です。

皆さんが思っている以上に英文ライティングにはルールがたくさんあります。

やってはいけない事はかなりあります。

「思考→英語」で英文を書けるようになるためにも、そして英文ライティングが得意になる為にも必要なのはズバリ引き出しの多さです。

会話で使う言い回しとライティングで使う言い回しは全く異なります、会話をするようにライティングをしてはいけません。

つまりライティングに適切な英語の言い回しを増やしていかない事には「思考→英語」では書けないのです。

私は英語圏の大学を卒業しましたが、まずは適切なライティングルールを知らなければ話にならないという経験は嫌なくらい経験して来ました。

そこでおすすめなのがこの2冊です。

英語論文の書き方入門

大学生のためのアカデミック英文ライティング: 検定試験対策から英文論文執筆まで

どちらでも構いませんがこのルールブック的な本を読んで、一体英文ライティングとはどういうものなのか、という知識を深めるのが遠回りに見えて実は近道です。

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英検準1級ライティングではどんな問題が出る?

英検準1級ライティングの出題例

これから例題を出しますが、見ていただいて分かる通り英検2級とはレベルが違います。

英検準1級からはしっかりとした英文ライティングが求められているのです。

まずは序文、ルール説明から

Write an essay on the given TOPIC.(与えられたトピックに沿ってエッセイを書きなさい)

Use TWO of the POINTS below to support your answer.(以下のポイントから2つ選んで、そのポイントを踏まえて質問に回答しなさい)

Structure: introduction, main body, and conclusion(構成:導入→本文→結論)

Suggested length: 120 150 words(推奨ワード数:120から150ワード)

Agree or disagree:Japan should take in more immigrants.(賛成か反対か答えよ:日本はより多くの移民を受け入れるべきだ)

Do you think Japan should take more action to protect environment?(日本は環境保護の為にもっと行動を起こすべきだと思いますか?)

日本と時事に関する質問が出されることが特徴としてあります。

時事問題に詳しくないと良い文章が書けません。

つまりしっかりと英文ライティングのルールを守って、実際に起こっている時事問題に対する意見を述べなければならないのです。

1つ下の英検2級ライティングよりも1段も2弾もレベルが上がっています。

ポイントはどうやって使うのか

1つ下の英検2級からポイントを踏まえて文章を書きなさい、というルールが追加されています。

例えば先ほどの例を挙げると

Agree or disagree:Japan should take in more immigrants.(賛成か反対か答えよ:日本はより多くの移民を受け入れるべきだ)

POINTS

  • Cultural difference(文化の相違)
  • Globalization(グローバル化)
  • Security(セキュリティ、安全面)
  • New technology(新テクノロジー)

Do you think Japan should take more action to protect environment?(日本は環境保護の為にもっと行動を起こすべきだと思いますか?)

POINTS

  • Government policies(政策)
  • Global warming(地球温暖化)
  • Tourism(観光)
  • New technology(新テクノロジー)

このような感じでPoints to make(触れるべき要点)をあらかじめ提示してくれている訳です。

例えば後者の問題であれば、環境保護をもっとすべきかどうかの自分の意見に政策、地球温暖化、観光、新テクノロジーの中から2つポイントを選んで要点として入れて議論しましょうという事です。

英検準1級ライティングの解き方と評価基準、減点対象

まず英検準1級のライティングで高得点が取りたいのであれば絶対に「何をやってはいけないのか」つまり減点対象を知っておかなければなりません。

語数は120~150単語程度

英検準1級ライティングでは120~150単語程度を含む文章を書くことが求められています。

これは一つ下の2級の目安語数よりも50語ほど増えています。

トピックで求められる意見や理由が述べられているか

トピックに沿って自分の考えを論理的に理由付けする必要があります。

深い説得力のある理由が好まれ、単純な理由(環境保護は大切だから)などは最悪です。

環境保護は大切だから、という事を言いたいのであれば、環境保護をしないと最終的にどのような悪影響を及ぼすのか、そしてどうすれば改善できるのかなど深掘りする必要があります。

  • 単純で浅い理由付け→その理由に沿った理由をさらに深掘りすべき

ライティング構成の流れは分かりやすいか

途切れ途切れではなくしっかりとした滑らかな流れの文章で書かれているか(接続詞や副詞を使って)

自分の言いたい意見を1行1行ではなく、作文全体として主張して議論できているかが大切です。

例えば極論自分の意見をたくさん羅列しているだけではだめです。

さらに英検準1級では導入→本文→結論の順番でしっかりと構成された文章が求められています。

  • 途切れ途切れで色々な意見を述べてまとまりがない→文章の流れを考えて作文全体として議論をして自分の意見を主張するべき

トピックに沿った単語や熟語が使えているか

トピックに沿った専門用語を使えるかどうかも非常に重要です。

さらに同じ単語ばかりを使わずに、多様な語彙を駆使して適切にしようできるかどうかも評価対象です。

しかし頑張って難しい単語ばかりを使ってそれが間違った使用である場合逆効果にもなり得ます。

これは英検準1級レベルの単語力を事前に付けておくことで上手くいきます。

  • 適切な語句を使えていない、同じ単語ばかり使っている→できる限り多様な語彙を披露して、適切な単語を使う

文法や構造のバリエーションは豊富かどうか

同じような文法を使い過ぎないのも注意点です。

例えば I think~ I think~ I think~ と何度も何度も羅列するのは好まれません。

先ほど単語のバリエーションが重要である、という話をしましたが、文法でもバリエーションは求められています。

とにかく同じような言い回しを並べるのはやめましょう。

  • 同じ文法を続けざまに使っている→できる限り多様な文法を使って構造を豊かにする

聞かれたことに忠実に答える

聞かれた質問にストレートで答えましょう。

回りくどく説明したり、遠回りし過ぎたり、脱線してしまってはいけません。

  • 聞かれた質問に答えられていない→忠実に脱線しないように意見を述べる

矛盾した文章はダメ

I agreeと同意したにも関わらず否定の意見も述べるというのはNGです。

ライティングで絶対ダメなのは矛盾した文章を書く、そして結局何が言いたいのか分からなくなる事です。

  • 文章内で矛盾が生じている→賛成か反対を決めたらその立ち位置から絶対に動かない

具体例を挙げて説得力を高める

例えば

「子供はもっと早くから英語を勉強するべきだと思いますか?」

というトピックに対して

「はい、もっと早くから勉強すれば、より多くの日本人が英語を話せるようになると思います」

というだけでなく

「日本人は世界的に見て英語ができないと言われています」

だったり

「日本では英語のクラスでスピーキングの練習をする機会があまりありません」

のような一般的な補足情報を加えて構成していくと説得力が増します。

  • 具体例がなく説得力がない→トピックとあなたの意見に沿った具体例を挙げる

だけど関係のない補足はダメ

自分の意見を肉付けするような補足は説得力を高めますが、関係のない補足は一貫性がないので減点対象です。

例えば先ほどの続きで

「子供はもっと早くから英語を勉強するべきだと思いますか?」

というトピックに対して

「はい、もっと早くから勉強すれば、より多くの日本人が英語を話せるようになると思います。私は海外ドラマを観ていても全く理解できません」

結構極端な例ですが「海外ドラマ」なんてこの問題で組み入れる必要は全くない事ですし、さらに自分の経験を語っているだけなのでこんな補足なら書かない方がマシなレベルです。

  • 関係のない蛇足的な補足→関係のない事はとにかく書かない

自分の経験しか話さないのはダメ

アカデミックライティングは日記ではありません、自分の世界が全てと思い込んだり、賛成反対を決めるうえで自分の気持ちや経験だけを基にしたものはダメです。

私が英語圏で論文を書いていたときは基本的に「I(私)」という単語を使うなと言われたくらいです。

もちろん英検準1級では「I」という単語を全く使ってはいけないという訳ではありませんが、自分の意見をライティングで主張する際にその意見を正当化するために使う根拠は自分の経験ではなく必ず一般的な根拠で無ければありません。

あなたの事を一切知らない、トピックにあまり知識のない人にあてて書くように書きましょう。

「私は~だったので、賛成だと思います」

こんな事を言っても何の根拠にもなりません。

  • 自分の経験ばかり話す→根拠や理由付けは自分の経験以外から極力探そう

英検準1級ライティング問題の対策

ライティングの対策は難しい

ライティングのトレーニングって基本的に添削してくれる人がいなければ成り立たない難しいものとなっています。

しかし、添削してくれる人が周りにおらず、独学で学ぶ場合はまず最初の方で紹介した英文ライティングのルールブック的書籍2冊の中から1冊を選んで「まず英文ライティングとはどういうものなのか」を理解しましょう。

その次に英検準1級のライティングについて深掘りしよう

一般的なライティングがどのようなものかを理解できたら、次に「英検準1級のライティング」で求められていることを理解し、それに向けて特訓を重ねましょう。

英検準1級のライティング書は以下の2冊がおすすめです。

最後はしっかり英検準1級過去問で解いてみる

英文ライティングのイロハを知り、英検準1級ライティングについて詳しく知った上で特訓したら最後は必ず過去問で追い込みをかけましょう。

やはり受験するのは英検準1級なので最終的には過去問での対策は避ける事ができません。

問題集も良いのですが、やはり最後は実際のレベルで問題を解くことが必要になります。

もちろん過去問集は長文読解だけでなく他の筆記試験やリスニングでも使えるので、合格したいのであれば必ず1冊は持っておくべきです。

英検準1級の過去問は様々な出版社が出版しているので、自分の残り日数などと照らし合わせながらニーズに合ったものを選びましょう。

  • 英語ライティングは学校でなかなか教えてもらえない
  • 学校でやる英作文と英文ライティングは違う
  • 思考→日本語→英語ではなく思考→英語で書けるようにならなければならない
  • 英検準1級のライティングは120~150単語程度の解答
  • 英検準1級のライティングにはルールがたくさんある(上参照)
  • まず英文ライティングとは何かを知る
  • 次に英検準1級の英文ライティングに特化した書籍を買うべき
  • 最後は英検準1級の過去問を使って追い込む

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